Zipan導入事例
株式会社ヤマハコーポレートサービス様
「内定期間」からの日本語学習サポート。入社前の不安を「自信」に変え、スムーズな現場合流へ

ヤマハ株式会社の100%出資子会社として、ヤマハグループ全体のバックオフィス業務を一手に担う株式会社ヤマハコーポレートサービス。グループ全体で推進するDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)に基づき、外国籍社員の積極的な採用が進んでいます。
同社では、外国籍社員が内定期間中から日本語学習のサポートを受けられる体制を構築。
入社時の不安を軽減し、語学のハードルを低くした状態で実務をスタートさせることを目指し、Zipanを導入しています。
導入の背景
内定期間からのサポートによる、日本語力の不安解消
―外国籍の内定者・新入社員様に対する日本語研修を実施されている背景を教えてください。
弊社では、2024年度より外国籍社員の採用を開始しました。初年度はJLPT(日本語能力試験)N1レベルの非常に高い語学力を持つ方でしたが、翌年度はN2・N3レベルの内定者を採用することになりました。
語学はもちろん、日本のビジネス文化への適応も含め、現場での業務支障をいかに軽減させるか。 会社側としても「入社初日から自信を持って、スムーズに業務へ入ってほしい」という想いがあり、その準備を整えるための手段として、内定期間中から実施できる日本語研修の検討を開始しました。
―単なる日本語学習ではなく、「ビジネス日本語研修」を導入された背景を教えてください。
配属先の事業部長からも、「試験対策や日常会話をサポートするつもりはなく、ビジネスで使える日本語を習得してほしい」という明確なリクエストがありました。そのため、「会社で働く中でコミュニケーションに困らないように」「周囲の社員とスムーズに連携できる力を養えるかどうか」を重視して、選定を行いました。
株式会社ヤマハコーポレートサービス 経営管理部 主任 浮田 千晶様
選考プロセス
決め手は、「ビジネス特化型カリキュラム」と「利便性」
―数あるサービスの中で、Zipanを選ばれた決め手は何だったのでしょうか?
選定にあたっては、地元の対面式日本語学校による「週1回60分の授業」と、Zipanの「月15回のオンライン受講」を比較検討しました。
受講者本人たちの意向も重視したかったため、「入社までにどちらの方が日本語力を上げられそうか」「どちらの方が自分の生活スタイルに合っているか」ヒアリングを行った結果、2名ともがZipanを選びました。
ビジネス日本語に特化している点や、自分のペースで進められるオンラインの利便性が、彼らの学習意欲にうまくマッチしたのだと感じています。
あとはやはり弊社の求めるスキルアップの方向性と、Zipanの提供するサービスが合致していたことも、大きな決め手となりました。
導入プラン
月15回プランを導入。学習の習慣化と自信の醸成
―月5回、10回とプランがある中で、15回プランを選ばれた理由はございますか。
とにかく頻度高く日本語を話す機会を作ってほしい、と考えたからです。
入社までの期間にできるだけ多くビジネス日本語に触れ、それを「習慣化」してほしいという想いがありました。語学は、触れる回数が多ければ多いほど「自分は話せるんだ」という自信につながります。
このように自信を持って入社日を迎えてもらうことが、その後のスムーズな業務移行には不可欠だと思い、しっかりとレッスンを積み重ねられる15回プランを選びました。

研修の成果
高い受講率を達成!「受講を促す段階」から「自走」へ
―受講生2名とも100%近い受講率を実現されていますが、何か特別なサポートをされていたのでしょうか。
導入当初は、受講が滞りそうなタイミングで管理側から現場のOJT担当へ連絡し、本人たちに受講を促すようプッシュしてもらっていました。やはり最初は、会社側からの適度な働きかけも必要だと考えていたからです。
しかし、次第にこちらが指示を出さずとも、2名が自走し始めました。
今では、会社から声をかけるよりも、2名の間で自発的な情報共有が行われているようです。切磋琢磨できる仲間がいたことが、高い受講率を維持できている大きな要因なのかもしれません。
―本日は貴重なお時間をありがとうございました。今後のご活躍をお祈り申し上げます。
社員様の声①
ABISIKHA K C様

―自己紹介をお願いいたします。
ネパール出身、日本に来て3年半になります。
昨年の10月に入社し、現在はICT事業部のグループIT推進部グローバルIT推進グループに所属し、主にヤマハグループのIT課題解決や、業務の効率化・新しい仕組みの導入推進を担当しています。
具体的には、IT関連の問い合わせ対応や、ビジネスプロセスを改善するための資料作成などを日本語で行っています。
―日本で働く中で難しさや不安に感じることはありましたか。
日本で社会人として働くのは初めてで、最初は分からないことばかりでした。
特に「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」のタイミングや、会議での発言の仕方が難しかったです。
学生時代は大学院の修士課程を英語で修了したので、日本語でビジネスメールを書いたり、上司や先輩と話したりすることに全く慣れておらず、自分の意見をどう伝えればいいか常に困っていました。
―入社前からZipanを受講してよかったこと、また実際の業務に役立っていることについて教えてください。
入社前にZipanを受講したことで、ロールプレイングやケーススタディを通じて、日本のビジネスシーンを具体的にイメージすることができました。
新入社員研修で学ぶことを、事前にZipanでイメージすることで心の準備ができました。
また、業務の中で特に役立ったのは「断り方」や「依頼の仕方」です。
「すみませんが……」といったクッション言葉(お断りや依頼の際の配慮)をどのタイミングで使うべきかを学び、実際の業務でも活用しています。
以前は「失敗したらどうしよう」という不安がありましたが、今は「間違えてもいいから、まずは自分の意見を伝えよう」と自信を持って話せるようになりました。
―ご自身で受講にあたり工夫をしている点があれば教えてください。
毎回のレッスンの前に30分から1時間ほど、予習の時間をしっかり作っています。
テキストに出てくる漢字の意味や、わからない単語やフレーズを事前に調べ、レッスンのロールプレイングに挑んでいます。
また、業務でうまく伝えられなかったことを、Zipanのレッスンで再度練習するようにしています。そこで正しい表現を学び直すことで、次の業務の同じ場面で即座に活かすことができています。この「実践と復習」のサイクルが、今の自分の自信に繋がっていると感じます。
―今後の目標について教えてください。
将来は、ITのプロジェクトリーダーを任せてもらえるようになりたいです。
関係部署や海外拠点の担当者とコミュニケーションを取りながら、プロジェクトを回していけるようになりたいと考えています!

社員様の声②
Zhongtian Kong様

―自己紹介をお願いいたします。
中国出身で、来日して3年半になります。
日本の大学院を卒業後、昨年の10月に入社し、現在はICT事業部のシステム開発部インフラ推進グループに所属しています。
主な業務は社内ITを支える「PCヘルプデスク」と業務の「自動化推進」です。
ヘルプデスクでのメール対応に加え、自動化推進では各部署へのヒアリングや相談が必要なため、日本語の読み書き・会話・リスニング全ての能力が求められる環境で働いています。
―新入社員として、日本で働くことにどのような不安がありましたか。
入社前は、日本企業での実務経験が一度もなかったため、大きな不安を抱えていました。
特にビジネスの現場において「どのように話せば失礼にならないか」「適切な自己紹介はどのようにすべきか」といった、日本独自のビジネスルールやマナーは自分にとって全く未知の領域でした。
―ご自身で受講にあたり工夫をしている点があれば教えてください。
入社前は2日に1回のペースで受講をしていましたが、現在は平日ほぼ毎日受講をしています。
毎回のレッスンの前には必ず30分から1時間ほどの予習時間を確保し、テキストに出てくる難しい単語や表現を事前に調べるようにしています。レッスン中にはそれらの表現を実際に声に出して練習し、終了後には「学んだフレーズを実際の業務のどの場面で活用できるか」をメモにまとめています。
―Zipanの受講後に、業務で役立ったことを教えてください。
「PCヘルプデスク」の業務に欠かすことのできない「問い合わせ対応メール」の型を習得できたことが大きいです。日本特有の丁寧な挨拶から本文の構成までを習得したことで、メール作成の迷いがなくなり、実務スピードが向上しました。
また、日常の業務を進める上で、事前の情報共有や調整を含めた「報連相」の重要性についてレッスンで学び、実際の業務でも活用しています。
業務の中で報告を行う際に、「あ、これはレッスンで学んだ内容だ」と感じる場面が増え、学んだ考え方を実務に活かすことができていると感じています。
―今後の目標について教えてください。
将来的には、一人でプロジェクトリーダーを任せてもらえるようになり、社外のパートナーとも日本語で対等にやり取りできる存在を目指しています。
身近に多くの資格を持ち、高いスキルを備えた方々がいる環境の中で、日々多くの刺激を受けながら、私自身も学びを深めていきたいと考えています。
自分自身のスキルをさらに向上させていくために、「基本情報技術者試験」や、さらに上の「情報処理安全確保支援士」などの資格も取れるように引き続き努力していきたいです!


